プランや土地が決まったら、次に決める必要があるのが、外壁やキッチンなどの設備・仕様です。設備・仕様は使い勝手と先々のメンテナンスをよく考えて選ぶことも必要です。金額やデザインだけで決めてしまうと後々後悔することも…
賢い、設備・仕様の選び方をこれから紹介します。
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現在のキッチンは、システムキッチンとよばれ、キャビネットやカウンター、各機器を積み木のように組み合わせ作られています。
キッチンを構成するそれぞれの部材について、少しずつ紹介していきます。
◎キッチン/カウンター編
カウンターとは、キャビネットの上にのる天板のことです。(まな板を置いて調理する部分です。)
主に人造大理石とステンレスから選ぶことが一般的です。
①人造大理石
硬化樹脂のことです。樹脂といえば熱に弱い印象ですが、天板用に作られたアクリル系、ポリエステル系などはどれも通常の使い方をしていれば、耐熱性、耐久性ともに問題はありませんが、高温の油や鍋が直接あたると変色することがあります。
表面に傷がつき、目立つようであれば目の細かなサンドペーパーで軽く磨くことで、傷を目立ちにくくすることができます。
シンクと一体成型になったものは、継ぎ目がなく日々のお手入れが手軽にできます。
あたたかみがあり色柄も豊富なので、リビング空間との調和を考えて対面キッチンで多く採用されています。
②ステンレス製
従来から使われているカウンターです。厨房で使われるように丈夫で、耐熱性、耐水性、耐久性が高いのが特長です。遠慮なく使える印象ですが、人造大理石同様に、表面に傷はつきますので、傷が目立ちにくいよう、あらかじめ表目に加工がなされているものも多くあります。また、ステンレスの冷たい印象を和らげるためにもこれらの加工は効果的です。
ステンレスならではの、耐汚性と清潔感が魅力的な素材です。
キッチンの印象を大きく左右するカウンターですので、機能面を考慮して居住空間に適したものを選びましょう。
次回は、カウンターの中に設置される「シンク」についてご紹介します。