プランや土地が決まったら、次に決める必要があるのが、外壁やキッチンなどの設備・仕様です。設備・仕様は使い勝手と先々のメンテナンスをよく考えて選ぶことも必要です。金額やデザインだけで決めてしまうと後々後悔することも…
賢い、設備・仕様の選び方をこれから紹介します。
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現在のキッチンは、システムキッチンとよばれ、キャビネットやカウンター、各機器を積み木のように組み合わせ作られています。
キッチンを構成するそれぞれの部材について、少しずつ紹介していきます。
◎シンク
いわゆる、「流し」部分です。
様々な汚れを流す部分なので、清掃性を重視して作られています。汚れがつきにくく落としやすい表面加工や、形状そのものを工夫し、日々のお手入れをしやすくすることが重要です。
シンクの素材は、カウンターと同様に、人造大理石とステンレスが主流です。
カウンターと一体成型できる人造大理石は、色も豊富で、仕上がりがきれいです。汚れもたまりにくく、お手入れも手軽にできますが、人造大理石の表面は硬く、ステンレスのように弾力性はないので、うっかり食器を落とすと割れることがありますので少し注意が必要ですし、高温の鍋や油で変色することがあるので取り扱いには注意が必要です。ステンレスは、汚れに強く耐久性も高いため、従来からシンクの主流です。気兼ねなく使える安心感が魅力です。
キッチンの間口(幅)にもよりますが、食材やお皿、大きなお鍋もゆったり洗え、水切りカゴをセットしても十分にスペースを確保できる幅広タイプのシンクが多くなっています。お子さんも一緒に並んでお手伝いしやすいですね。
また、排水口の形状を工夫することで、ヌメリが付きにくくなっているものや、奥までお掃除がしやすいものなどもありますので、注意して選んでみて下さい。
次回は、家事のうれしい味方、食洗器についてご紹介します。