リビング階段とは、
階段をリビングの中に取り入れて、2階の個室へ行くためには、必ずリビングを通らなければならないようになっている階段です。
このような階段です。(上福原モデルハウスより)
リビング階段をつくる理由として多いのが、「家族とのコミュニケーションを取りやすくするため」です。
例えば、学校から帰った子どもは、2階の自分の個室へ行くときに必ず家族のいるリビングを通るので、自然と顔をあわすことになります。仕事帰りのお父さんは、まずリビングで過ごす家族に「ただいま。」と顔をあわすことができます。
一方で、吹き抜けと同じく、「リビング階段は寒い」という声があります。
暖房であたためられた空気は軽く、階段部分から2階へあがるため、リビングがあたたまりにくいのです。
これらを解消するには、
・階段付近へ引き戸を1枚設け、必要に応じて開閉して使う。
・吹き抜けのあるリビングであれば、天井にファンを設け空気を循環させる。
などの対処方があります。
断熱性能の高い家では、吹き抜けやリビング階段を設けても快適にお住まいいただけます。
これらの家では、1階と2階の温度差をなくす吹き抜けやリビング階段は、返ってメリットになります。
どの程度の断熱性能があるかは、UA値という数値で表されます。
例えば、山陰地方(山間部等一部地域を除く)ではUA値0.6以下が優れた断熱性能の家とされています。
この数値に加えて、冷房・暖房・照明・給湯などのお家で消費されるエネルギーも基準以下にすることで、低燃費の家を作っていくことが国の施策で進められていて、2020年には義務化が決定しています。
これから建築をお考えの方は、2020年以降の基準の家かどうか、しっかり確認してみてください。
最初のコストは高くても、光熱費が安くなり、結局は快適で、家計にやさしい家になると思います。
このような断熱性能の良いお家なら、リビング階段や吹き抜けのメリットも生かせますよ。
空間のアクセントにもなるリビング階段。上手に取り入れてみてはいかがですか。
上福原モデルハウス、西福原モデルハウスでご体感ください。
記:米子営業所 加藤