外壁のお手入れ〜サイディング編〜①
皆様の大切な住まい、末永く快適に暮らし続けるためには、定期的なメンテナンスや修繕が欠かせません。そこで今回の記事から、弊社が誇る住宅のプロによる「メンテナンス講座」を定期的に配信してまいりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
第一回は「外壁のお手入れ〜サイディング編〜」メンテナンスについてご紹介します。
サイディングとは?
最近の住宅の外壁は、パネル壁材としてサイディングが主流となっています。耐熱性、耐火性、耐水性、施工性に優れ、商品の種類やデザイン性の豊富さが特徴です。
サイディングにお手入れは必要?
外壁は日々雨風や紫外線など厳しい環境にさらされているため、定期的なメンテナンスが不可欠です。
日々のお掃除で汚れにくくなります。
外壁のお掃除の基本は水洗いです。汚れが目立つところには、中性洗剤を薄めたものを用意し、ブラシなどで軽くこすって落とします。強くこすったり高圧洗浄機などを使用すると表面を削ってしまったり、サイディングのコーキング部分を傷めてしまう可能性があるので気を付けましょう。
外壁で汚れやすいのは、軒下やバルコニー下、出窓の下など、外気が抜けにくい場所です。また、エアコンの室外機や給湯器の裏側も汚れが付きやすい場所です。
サイディングは一般的な塗り壁(リシン等)に比べて少ないのですが、雨が多く、湿度の高い山陰では、外壁の北面や植栽等が近い部分でカビや苔などが生えることもあります。たいがいは水洗いで落とせますが、落ちない時はカビ取り材などを使います。外壁を水洗いした後は自然乾燥に任せましょう。新築時に親水塗装のサイディング材を選ぶと雨と一緒に汚れを落としてくれますし、また、雨がかからないように屋根の庇をだすと汚れがつきにくく家が長持ちします。
外壁の点検方法
1年に2回くらいは、家の周りを回って外壁の状態を確認しましょう。汚れや細かい傷などは早めに見つけて対処すれば、それだけ長持ちします。
- 外壁に亀裂やひび割れが生じていないか、欠けなどの欠損がないか目視で点検してください。
- 外壁を手でこすると白い粉のようなものが付く状態(チョーキング現象)になると、塗り替えの目安時期です。
- 窓枠回りや外壁材のつなぎ目など、雨水が浸入しやすい部位について、「コーキング(シーリング)」と呼ばれる防水処理の剥離や痛みを点検してください。
- 金属製部材の錆や化粧部材の欠損などが発生していないか点検してください。
当社の住宅は外壁の内側にも防水がしてあるので外壁やコーキングに欠損があってもただちに水が漏れることはありませんが、そのような状態を長時間放置しておくと外壁材の寿命に影響してきますので注意して下さい。
当社でも定期メンテナンス実施時に確認をさせて頂きます。
住宅の外壁は、建物をしっかりと維持していく上でとても重要な部分の一つです。定期的なメンテナンスや必要な修繕を適切な時期に行うことで、美しさを保つだけでなく、建物の寿命を延ばすことにも繋がりますので、分からないことがありましたらお気軽にご相談くださいね。
次回はサイディングのリフォーム方法についてお届けします!