コラム

オール電化住宅ってどう?メリット・デメリットと費用をわかりやすく解説

最近、家を建てるときに「オール電化にしようかな」と考える方が増えています。実は近年の新築戸建て住宅において、オール電化を選ぶご家庭は約半数以上にのぼると言われています。中国電力エリアではオール電化住宅の割合が65%以上、アート建工では98%以上です。

でも「実際のところ、オール電化って何?」「どんないいことがあるの?」「費用はどのくらい変わるの?」と、疑問がたくさんあるはずです。この記事では、オール電化住宅のメリット・デメリットから費用、どんな家族に向いているかまで、まとめて解説します。

オール電化住宅とは?

オール電化住宅とは、料理・給湯・冷暖房など、家庭で使うエネルギーをガスを使わずにすべて電気だけでまかなう住宅のことです。これまでガスと電気で分かれていたエネルギーを「電気に一本化」するのが基本的な考え方です。

暮らしの中心にあるエネルギーを電気だけでシンプルに管理できるのが、オール電化住宅の大きな特徴です。

オール電化住宅の5つのメリット

① 安全性が高い

火を使わないため、火事の心配が大幅に減ります。ガス漏れの心配もありません。小さなお子さんがいるご家庭や高齢者の方にとって、大きな安心材料になります。

② キッチンの掃除が楽になる

IHクッキングヒーターは天板が平らなので、拭くだけで簡単に掃除できます。ガスコンロの五徳(ごとく)を外して洗う手間がなく、油はねも少ないと言われています。毎日使う場所だからこそ、この手軽さは嬉しいポイントです。

③ 光熱費が安くなる可能性がある

夜間の割安な電気料金を上手に使えば、光熱費を節約できることがあります。エコキュートは深夜電力を利用して温水をまとめて沸かし、日中はその温水を使う仕組みです。アート建工のお客様の実例として、4人家族で月々の光熱費が3万円から1.6万円に下がったというケースもあります。さらに太陽光発電と組み合わせることで、電気代をより抑えることも可能です。

④ 省エネで環境にもお財布にもやさしい

最新のエアコンは高い省エネ性能を持ち、CO2排出量を削減できます。冷暖房をオール電化と相性の良いエアコンに1本化することでよりお得にもなるので一石二鳥です。

⑤ 設備の管理が楽になる

オール電化にすると、ガスの点検やガス器具の定期的なメンテナンスが不要になります。ガスコンロのバーナー掃除や点火プラグの交換といった手間がなくなるため、管理の手間がシンプルになります。

気をつけたい4つのデメリット

① 停電時に何もできなくなる

オール電化住宅では、停電が起きるとお湯が使えない・調理ができないといった問題が発生します。ただし、太陽光発電や蓄電池を組み合わせることで、停電時でもある程度の電力を確保できるケースが増えています。防災意識を高める観点からも、太陽光発電や蓄電池の導入も併せて検討するのがおすすめです。

② 調理に制限が出ることがある

IHクッキングヒーターでは、直接火を使う料理(食材を炙る・中華鍋を振るなど)が難しい場合があります。料理にこだわりがある方にとっては物足りないかもしれません。ただし最近のIHは高火力なモデルも増えており、工夫次第で多様な料理に対応できます。卓上カセットコンロを用意しておくという方法もあります。

③ 使い方によっては電気代が高くなることも

オール電化住宅向けの電気料金プランは、深夜の電気代が割安な分、昼間の電気代が割高に設定されています。日中に家族がずっと在宅していてエアコンや洗濯乾燥機を多用するライフスタイルの場合、かえって電気代が高くなってしまうケースもあります。特に最近は電気代そのものも高騰しているため、「オール電化にすれば必ず安くなる」とは言い切れません。中国電力の「ぐっとずっとクラブ」登録で電気料金のどのプランが得かシミュレーションが簡単にでき、見直ししやすくなるので、ぜひやってみてください。ご自身の生活スタイルと照らし合わせて検討することが大切です。

④ 人気のガス機器が使えない

オール電化住宅にはガス栓がないため、ガス衣類乾燥機「乾太くん」などの人気ガス機器がそのままでは使えません。

また2026年の秋にはパナソニックから屋外排気式電気衣類乾燥機「Solaire(ソレイル)」が発売予定です。オール電化も洗濯の時短も譲れないという方にとっては、嬉しい選択肢になりそうです。詳しくはパナソニックのプレスリリース(2026年7月1日)をご覧ください。

項目オール電化ガス併用
エネルギー電気のみ電気 + ガス
初期費用高め(+20万〜100万円)標準的
光熱費安くなりやすい標準的
安全性高い(火不使用)注意が必要(直火あり)
キッチン掃除平らで非常に楽五徳の清掃が必要
調理の自由度直火調理に制限あり直火で高火力調理可能
衣類乾燥機電気式を選択(2026年秋〜)人気の「乾太くん」が使える
停電時全設備がストップ一部ガス機器は使用可
設備お手入れシンプル(ガス点検不要)電気・ガス双方の点検が必要

オール電化住宅の費用感

オール電化住宅の初期費用は、ガスを利用する住宅と比べて20万〜100万円ほど高くなる傾向があります。主な設備の費用目安は次のとおりです。

  • IHクッキングヒーター:10万〜30万円
  • ・エコキュート:40万〜80万円

ただし、住宅メーカーのキャンペーンなどで費用が抑えられるケースもあります。

ランニングコストについては、一般的な試算では月々の光熱費が5〜20%ほど安くなるとされています。ただし家族構成や使い方によって差が大きく、たとえば4人家族の場合、全国平均では通常の住宅で月約2万円の光熱費が、オール電化住宅では月約1.4万円になるケースもあります。あくまで参考値として捉えておいてください。

ちなみに、アート建工だと太陽光が載ってなくても電気代は月1.2万円程度になります。さらに太陽光と組み合わせるとガス代0円、月平均電気代7,293円、売電が月平均15,164円、実質7,871円分お得(受け取り超過)、つまりもらえる方が多い状態になります。(前提条件がUA0.28、太陽光9.24KW搭載の家の実績データ)

特におすすめできる家族構成

オール電化はどんなご家庭にもおすすめできますが、特に向いているのは次のようなご家庭です。

  • ・共働き家庭:日中の在宅時間が短いため、昼間の電気代が割高でも影響が少ない
  • ・小さな子どもがいる家庭:火を使わないため安全性が高く、安心して使える
  • ・高齢者のいる家庭:操作がシンプルで、火の消し忘れの心配がない
  • ・エコを意識する家庭:省エネ性能の高い設備でCO2排出量を削減できる。スマート家電との組み合わせでさらに省エネな暮らしが実現できる

ZEH(ゼッチ)との相性も抜群

近年よく聞く「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」とは、使うエネルギーを抑えつつ、創るエネルギーを増やすことで年間のエネルギー収支を実質ゼロ以下にすることを目指す住宅です。

オール電化はこのZEHと非常に相性が良いです。エコキュートや高効率エアコンで「使うエネルギー」を減らし、太陽光発電で「創るエネルギー」をまかなうというエネルギー管理が、電気だけでシンプルに完結するからです。太陽光発電・蓄電池と組み合わせることで、環境にやさしく経済的な住まいが実現できます。

まとめ

オール電化住宅のポイントを整理します。

  • ・IH・エコキュート・エアコンでエネルギーを電気に一本化する住宅
  • ・安全性・掃除のしやすさ・省エネ・設備管理のシンプルさがメリット
  • ・停電リスク・調理の制限・日中の電気代・ガス機器が使えない点に注意
  • ・初期費用はガス住宅より20万〜100万円ほど高くなる傾向
  • ・共働き・子育て・高齢者・エコ志向のご家庭に特におすすめ
  • ・太陽光発電・蓄電池・ZEHとの組み合わせでさらに経済的に

「オール電化にするかどうか迷っている」「自分の家族に合っているか知りたい」という方は、ぜひアート建工にご相談ください。ご家族の生活スタイルに合わせた最適な住まいづくりをサポートします。

▶ 動画でも解説しています
【アート建工】オール電化住宅のメリット・デメリット|光熱費・安全性・停電リスクまで徹底解説
https://www.youtube.com/watch?v=NGAxx-PwsgE

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