外壁の色とデザインの決め方|おしゃれな外観にする 4つのコツと、失敗しない選び方【鳥取・島根の家づくり】
外壁の色とデザインの決め方を、鳥取・島根の注文住宅会社アート建工が解説します。環境・予算・メンテナンスという 3つの判断軸と、おしゃれな外観に仕上げる 4 つのコツ、そして「イメージと違った」を防ぐサンプルの確かめ方までお伝えします。
この記事のポイント
・外壁材を選ぶ前に、まず外観のテーマを言葉で決める。カタログから見はじめると決まらなくなる
・建物全体で使う色は 3 色以内。色数が増えるほど、まとまりのある外観にするのは難しくなる
・外壁の色は面積が大きくなるほど明るく見える。小さなサンプルで決めると必ずイメージがずれる
・サンプルは大きめのものを屋外に持ち出し、日の当たるところと日陰の両方に垂直に立てて確認する
注文住宅では外壁を自由に選べます。それは大きな魅力ですが、同時に「決まらない」原因にもなります。カタログを開けば何百という色と質感があり、どれを選んでも間違いではない。だからこそ迷います。
この記事では、外壁の色とデザインをどういう順番で決めていけばいいのかを整理します。外壁材そのものの種類や費用については別の記事でご紹介していますので、ここでは「決め方」に絞ってお伝えします。
失敗しない外壁選びの 3つの軸|環境・予算・メンテナンス
デザインの話に入る前に、選択肢を絞るための土台を作ります。判断の軸は 3 つです。
| 判断軸 | 確認すること | 選び方の目安 |
| 環境 | 積雪・冷え込み、海からの距離、日当たり | 凍害や塩害など、土地の条件に合う性能を優先する |
| 予算 | 外壁にかけられる初期費用 | 先に予算枠を決め、その範囲で候補を絞る |
| メンテナンス | 点検・補修の頻度と将来費用 | 初期費用だけでなく、生涯コストで比較する |
軸 1:建てる場所の環境に合わせる
外壁材には、防水性・遮音性・耐候性・耐火性といったそれぞれの得意分野があります。まずは建てる土地の条件から考えましょう。
雪が多く冷え込む地域なら、吸水しにくく凍害に強い外壁材が有利です。光触媒コーティングを施した高耐久サイディングや光触媒塗り壁は、防水性が長く保たれて外壁に水が入り込みにくいため、鳥取・島根の冬に向いた選択肢です。海のすぐ近くなら、潮風でサビが出やすい金属系より、窯業系サイディングや塗り壁のほうが安心できます。
鳥取・島根では、同じ県内でも平野部と山間部、海沿いと内陸で条件がまったく違います。「この地域はこれ」と一律には決められません。土地が決まった段階で、その場所の条件から逆算するのが確実です。
軸 2:予算をあらかじめ決めておく
外壁材は種類によって価格が大きく変わります。注文住宅ではキッチン・浴室などの設備、間取り、断熱性能と、費用をかけたい箇所がいくつも出てきます。外壁に回せる予算には、どうしても上限があります。
だからこそ、打ち合わせが始まる前に「外壁にはこれくらい」と枠を決めておくことをおすすめします。枠が決まっていれば、その中で最良の選択肢を絞り込めます。枠がないまま進めると他の部分との綱引きになり、最後まで決まりません。
軸 3:メンテナンスの頻度を知ったうえで決める
安価な外壁材は、新築から 10 年ほどでひび割れや汚れが目立ちはじめ、塗装や補修が必要になります。一方で、光触媒コーティングの高耐久サイディングや光触媒塗り壁のように、太陽の光と雨で汚れを落とし、塗り替えまでの期間を大きく延ばせる外壁材もあります。アート建工では、KMEW の「光セラ」とオリジナルの「光触媒塗り壁」を標準仕様にしています。なおタイルも塗り替えはほとんど要りませんが、初期費用が高く、目地やシーリングの点検・補修は必要です。
その家に何年住むのか。10 年ごとのメンテナンス費用を出せる状態でいられるか。この 2つを一度考えてみてください。初期費用が安いことと、生涯コストが安いことは、まったく別の話です。
おしゃれな外観に仕上げる 4つのコツ

土台が決まったら、いよいよデザインです。決め方には順番があります。
コツ 1:先に外観のテーマを決める
外壁材を選ぶ前に、どんな外観にしたいかを言葉で決めておきましょう。テーマが決まれば、素材や色・質感の候補は自然に絞られます。たとえば光触媒塗り壁は継ぎ目のないひと続きの面に仕上がるため、和風の落ち着いた外観にも、すっきりしたモダンな外観にも合わせられます。高耐久サイディングの光セラは柄の種類が豊富で、木目調や石目調で素材感を出したいときに向いています。逆に、素材のカタログから先に見はじめると、選択肢が多すぎて決まらなくなります。「白を基調にして、木の質感を少し入れた、シンプルな四角い家」というくらいの言葉があれば十分です。
コツ 2:外壁だけで判断しない。全体のバランスで見る
外観をつくっているのは外壁だけではありません。サッシの色、玄関ドア、玄関タイル、軒天井、雨樋、破風。これらすべての色が組み合わさって、家の印象が決まります。
外壁の色を単体で選んで、後から他の部材を合わせようとすると、ちぐはぐになりがちです。門扉やフェンスといった外構とのバランスも含めて考えてください。全体のイメージが掴みにくいという方は、模型や 3D パースを作ってもらうのが確実です。アート建工でも、そうしたご要望に対応しています。
コツ 3:色は 3 色以内でまとめる
建物全体で使う色を 3 色以内に抑えると、まとまりのある外観になります。色数が増えるほどコーディネートの難易度は上がり、全体がごちゃついた印象になりやすくなります。
3 色というのは、たとえばベースの外壁色・アクセントの外壁色・サッシや屋根などの締め色、という配分です。この制約を先に決めてしまうのが、失敗しないコツです。
コツ 4:ツートンにするなら「切り替える位置」を先に考える
外壁を 2 色に塗り分けるツートンは人気の手法ですが、色の組み合わせよりも切り替える位置のほうが仕上がりを左右します。
出隅(建物の外側に出っ張った角)で張り分けるのか、入隅(内側にへこんだ角)で張り分けるのか、建物の一部だけを別の色にするのか。張り分けを検討するには、建物を立体的にイメージすることが欠かせません。窓やドアの位置と切り替え線が中途半端に交差すると、そこだけ落ち着かない印象になります。パースを作ってもらい、いろいろな角度から窓の並びと切り替え位置の関係を確かめてから決めてください。
「イメージと違った」を防ぐ、サンプルの正しい確かめ方
外壁選びでもっとも多い失敗が「イメージと違った」です。原因ははっきりしていて、小さなカタログのサンプルで判断してしまうことにあります。
| 確認項目 | 確認方法 | 注意点 |
| 大きさ | 大きめの実物サンプルを見る | 小さなサンプルより、実際の壁は明るく鮮やかに見えやすい |
| 場所 | 屋外で確認する | 室内照明の下だけで決めない |
| 向き | 実際の壁と同じように垂直に立てる | 平置きでは光の当たり方が変わる |
| 光 | 日なたと日陰の両方で見る | 朝と夕方でも印象が変わる |
| 質感 | 触れて凹凸や影の出方を見る | カタログ写真だけでは質感を判断しにくい |
| 実例 | モデルハウスや完成見学会で確認する | 図面とサンプルだけで最終決定しない |
色は面積が大きくなるほど明るく見える
これは面積効果と呼ばれる目の性質です。同じ色でも、小さな面積で見たときより大きな面積で見たときのほうが、明るく鮮やかに感じられます。
つまり、小さなサンプルで「ちょうどいい」と感じた色は、壁一面になると想像より明るく感じることが多いのです。落ち着いた色にしたいなら、サンプルの段階では「少し暗いかな」と思うくらいがちょうどよく仕上がります。
必ず屋外に持ち出して見る
室内の照明の下と、屋外の日光の下では、色の見え方が変わります。外壁は屋外に取り付けるものですから、確認も屋外で行ってください。
さらに、光の当たり方によっても見え方は変わります。サンプルは実際の壁と同じように垂直に立て、日の当たるところと日陰の両方で見比べてください。朝と夕方で印象が変わることもあります。
実物のサンプルを取り寄せる
カタログの数センチ角のチップではなく、実物のサンプルを取り寄せてもらいましょう。表面の凹凸や質感は、カタログの写真では分かりません。手で触れて、光の当たり方で影がどう出るかまで確かめてください。
もっと確実なのは、実際に建っている家を見ることです。アート建工のモデルハウスや完成見学会では、実際の外壁を目で見て手で触れていただけます。図面とカタログだけで決めず、一度実物を見に来ていただくことをおすすめします。
外壁のデザインでよくある質問
Q. 外壁の色は何色にするのが無難ですか?
A. 白・ベージュ・グレーといった彩度の低い色は、周囲の景観になじみやすく飽きにくい色です。
ただし白系は汚れが目立ちやすく、濃い色は色あせが目立ちやすいという性質もあります。どちらも一長一短ですので、無難さだけでなく、汚れと色あせのどちらが気になるかで考えてみてください。
Q. ツートンにすると費用は上がりますか?
A. 使う外壁材の種類が増えれば材料費と施工の手間が増えるため、費用は上がる傾向にあります。
ただし同じ外壁材で色だけを変える場合は、大きな差にならないこともあります。具体的な金額は仕様によって変わりますので、お見積りの段階でご確認ください。
Q. サンプルはいつまでに取り寄せればいいですか?
A. 外壁の仕様は着工前に確定させる必要があります。サンプルの取り寄せに時間がかかることもあるため、外壁の話が出た時点で早めに依頼しておくと安心です。日なたと日陰で見比べる時間も見込んでおいてください。
Q. 汚れが目立ちにくい外壁はありますか?
A. 純白や真っ黒といった極端な色より、ベージュ・グレー・アイボリーなどの中間色のほうが汚れは目立ちにくくなります。あわせて、汚れを雨で洗い流す機能を持つ外壁材を選ぶのも有効です。
アート建工が標準にしている光セラや光触媒塗り壁は、表面の光触媒が太陽の光で汚れを分解し、雨がそれを洗い流すため、きれいな状態が長く続きます。
まとめ|順番を守れば、外壁選びは迷わない
外壁の色とデザインは、選択肢が多いぶん迷いやすい部分です。だからこそ順番が大切になります。
まず環境・予算・メンテナンスの 3つの軸で候補を絞る。次に外観のテーマを言葉で決める。色は3 色以内に抑え、外壁だけでなくサッシや玄関ドアまで含めた全体で考える。そして最後に、大きなサンプルを屋外で確かめる。
この順番を守れば、「イメージと違った」という後悔はほとんど防げます。逆に、カタログを開くところから始めてしまうと、いつまでも決まりません。
外壁材の種類とメンテナンス費用については、別の記事で詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。
色や質感は、カタログではなく実物で確かめてください。アート建工のモデルハウスや完成見学会では、実際の外壁を目で見て手で触れていただけます。ぜひお気軽にお越しください。
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