お施主さまの声

家づくりのプロを納得させた、コンパクトスタイルの寛ぎ

基本情報

間取り
3LDK
敷地面積
181.93㎡ (55.03坪)
延床面積
108.28㎡ (32.74坪)
家族構成
夫・妻(20代)・子ども2人
 

旦那さまは住宅メーカーの営業マン。設計、工法、予算感やトレンドも熟知しているからこそ、建てたいと思う理想の家がありました。
一方、奥さまはそんな彼を頼もしく思いながらも、2児の母として、女性として、想い描く日常と未来があったと言います。
そんなご夫婦のアイデンティティを表現するために、アート建工はリビングにシンボリックな室内窓をご提案しました。それは、家族の営みを見守る窓。向こう側のダイニングルームでは、できたての料理におしゃべりがはずむ幸せな時間が流れています。

トレンドとはひと味違う、“籠もり感”がある家をつくりたかった

住宅の仕事をしているとわかるんですが、山陰の家づくりは、太陽の光を存分に取り込む開放感がキーワードになっています。特に子育て世代の若いご夫婦はワンフロアのLDK一体型のご依頼が多くて平屋も人気。でも、僕はあえてそうじゃない、籠もれる家をつくりたかったんです
彼はちょっと繊細なところがあって自分の世界観を持っている。家庭も然り、落ち着ける居場所が必要なんです
実家もそうですが、昔ながらの日本家屋は“籠もり感”があるじゃないですか。食卓、客間、寝室というように部屋ごとの役割もしっかり分かれていて。そういうルーツのようなものに沿う家なら心地いいだろうなと
私は広い方が良かったんですが、間取りは夫の希望を尊重しました。家づくりのプロとして絶対の信頼がありますから

別々に過ごしていても、つながりを感じられる空間

リビングとダイニングキッチンを隔てる内壁の室内窓も、夫のアイデア。これはとても気に入っています。食事時は家族団らんの時間ですから、食卓では食べることに集中してほしい。リビングのテレビに目が届かないこの間取りは、子どもたちのしつけにも効果的です
僕は妻がキッチンにいる間、リビングで子どもと一緒に遊んだりもしますし、子どもたちが食卓で夢中でお絵かきしているときは、ひとりの時間を楽しんだりもしています。別々に過ごしていても、窓越しに家族の気配を感じられるから、孤立感はなく、安心して籠もれるんですよね

夫「素のままでいられる、居心地の良い家になりました」
妻「安心して暮らしていける、未来も明るいです」

夫婦の意見がわかれたとき、納得の提案をしてくれた

お互いをよく理解し合っている夫婦でも、家づくりに熱が入ると、譲れないことも多々出てきます。うちは好みのテイストで意見が分かれました
彼はヴィンテージ風が好きで、私はエレガントなヨーロッパスタイルが好み。好きなようにできる注文住宅だからこそ、どんなデザインが良いのか、基礎知識がないだけに悩みました。特に、床と壁、家具の色合わせは難しくて
例えば、キッチンの天板は人造大理石が一般的ですが、僕はステンレスでモダンに仕上げたかった
私はキッチンに立つ時に気分が上がるように、ラメ感のある白いストーンにしたくて。結局、担当してくれたアート建工のコーディネーターさんが、『使用頻度が高い奥さまの希望を叶えてあげましょう』と夫の背中を押してくれて
それはそうだと即納得です。家は生活の場という観点が一致しているから、小さなことは譲り合えたのかも

居心地の良さをつくる、身支度動線の工夫

身支度動線を1階で完結させた彼の考えも正解でした。忙しい朝も効率的に動けるようにと、ウォークインクローゼットを玄関横に配置して、隣接する洗面室では子どもの着替えを世話しながらメイクもパパッとできるんです
でも、同時に家は寛ぎの場でもある。忙しく働いて帰ったら、身も心も休めたい。オンとオフを切り替えたい
家では仕事の話をしないし、PCも開かないよね?
仕方ないよ、居心地が良いんだもん!